どんな職業か
飲食チェーン店において、接客や厨房での調理を行う。飲食チェーン店には牛丼、回転寿司、洋食、うどん・そばなど様々な種類があり、それぞれ仕事内容が異なる。 例えば、牛丼チェーン店の店員の業務は主に接客、調理、清掃の3業務に分かれている。接客担当は、オーダーの確認、食券の回収、伝票の記入等を行い配膳、下げ膳を担当している。さらにレジ打ち等を担当し、預り金や釣り銭の管理、クーポンの扱い等を行う仕事もある。 調理担当は料理マニュアルに従い牛丼を調理し、牛丼の肉盛り、鉄板の加熱調理を行う。食材の補充も業務の一環である。店舗ごとにある売上目標達成のため、いかに効率的に仕事していくかを考え、商品提供、注文、会計、片付けなど作業の優先順位を決めるのも調理担当者の重要な役割となっている。 接客・調理の補助担当は紅生姜や紙ナプキン等カウンターセットの補充の要否に目を配り、サラダ等の副菜を皿に盛りつけ準備する。洗い場で食器、調理器具の洗浄業務も行う。また、椅子・テーブルまわり、調理場などの清掃も行う。 いずれの業務もマニュアルを理解し実践する。 また、回転寿司の例でみると、店員の業務は、大きくはホールとキッチンの仕事に分けられる。ホールの仕事は、来店者の接客、案内、調味料の補充、テーブルの片付け等を行う。 注文をとったり、来店者への注文用タッチパネルの使用方法の説明も行う。慣れてくると会計時のレジ業務も担当する。店内の清掃を行うこともある。 キッチンの仕事では寿司や汁物の調理を行う。茶碗蒸し、うどん等のサイドメニューも作る。作り方はすべてマニュアルにあるのでその通りに行う。経験を積んで寿司用の鮮魚の切り付けを行う場合もある。切り方は現場で習いながら身につけていく。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 レジ(小売店、レストラン等)、調理道具(包丁、ガスコンロ等)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 3.1 | 440 / 498 | 上位88% |
| 他者の反応の理解 | 2.5 | 409 / 498 | 上位82% |
| 指導 | 2.5 | 449 / 498 | 上位90% |
| 読解力 | 2.4 | 466 / 498 | 上位94% |
| 説明力 | 2.4 | 466 / 498 | 上位94% |
| 文章力 | 2.3 | 437 / 498 | 上位88% |
| 説得 | 2.2 | 417 / 498 | 上位84% |
| 他者との調整 | 2.2 | 443 / 498 | 上位89% |
| 対人援助サービス | 2.1 | 411 / 498 | 上位83% |
| 新しい情報の応用力 | 2.1 | 436 / 498 | 上位88% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 顧客サービス・対人サービス | 2.7 | 118 / 508 | 上位23% |
| 販売・マーケティング | 1.6 | 169 / 508 | 上位33% |
| 生産・加工 | 1.2 | 192 / 508 | 上位38% |
| 日本語の語彙・文法 | 0.9 | 399 / 508 | 上位79% |
| ビジネスと経営 | 0.9 | 390 / 508 | 上位77% |
| 経済学・会計学 | 0.8 | 308 / 508 | 上位61% |
| 人事労務管理 | 0.8 | 393 / 508 | 上位77% |
| 社会学 | 0.8 | 365 / 508 | 上位72% |
| 心理学 | 0.7 | 406 / 508 | 上位80% |
| 事務処理 | 0.7 | 473 / 508 | 上位93% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| トラブルの察知 | 3.1 | 326 / 426 | 上位77% |
| 記憶力 | 2.8 | 235 / 426 | 上位55% |
| 発話表現 | 2.7 | 295 / 426 | 上位69% |
| 発話理解 | 2.7 | 280 / 426 | 上位66% |
| 持久力(スタミナ) | 2.7 | 153 / 426 | 上位36% |
| 筋力 | 2.6 | 138 / 426 | 上位32% |
| 記述理解 | 2.6 | 304 / 426 | 上位71% |
| 記述表現 | 2.6 | 313 / 426 | 上位73% |
| 手腕の器用さ | 2.6 | 167 / 426 | 上位39% |
| マルチタスク | 2.5 | 335 / 426 | 上位79% |
仕事内容
- ファストフード店において、接客や厨房での調理を行う。
- 客の注文を受ける。(食券回収等を含む)
- 料理をマニュアルに従い調理する。
- 料理を定められた容器等に盛り付ける。
- 副菜等(サイドメニュー)を準備する。
- 料理を客に配膳する。
- 会計を行う。(現金、クレジットカード、クーポン券の取り扱いを含む)
- 客が食べた後片付けをする。
- 紙ナプキン、調味料などテーブル等の備品を補充する。
- 食材を補充する。
- 洗い場で食器や調理器具を洗浄する。
- 料理や食材の仕込み作業を行う。
- 開店や閉店時の作業をする。
- 店内の清掃を行う。
- 食材の発注や在庫管理をする。
- 預り金、釣り銭を管理する。
- スタッフの勤務スケジュールを作成する。
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。外食産業は店舗スタッフのパート・アルバイト比率がきわめて高い業種であり、新人採用は毎月のように行われている。パート、アルバイトとして入職し、正社員に登用されるチャンスもある。また、パート、アルバイトであってもパートリーダー等として他のパート等を取りまとめ店長をサポートする役割を担う場合もある。店長として採用される場合には、「防火管理者」や「食品衛生責任者」といった資格が必要な場合もある。一般社員で入職した場合でも奨励制度を利用して資格取得し、店長になることが可能である。 入職後は新人・アルバイトを含むすべての店員がOJT教育の一環として、職場の規則や接客等に関する基礎知識を学習する。また、入職時に集合研修に参加することもある。 食品衛生に対する知識やマニュアルを理解し実践する力、客との円滑なコミュニケーションを図る接客能力、チームワークを保ちながら働けることが重要である。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.5 |
| わからない | 0.3 |
| 大卒 | 0.2 |
| 専門学校卒 | 0.1 |
| 高卒未満 | 0.0 |
| 短大卒 | 0.0 |
関連する資格
- 防火管理者(甲種・乙種
- 食品衛生責任者
給料
賃金構造基本統計調査では「販売店員」として集計されています(2023年・全国)。この区分には2の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 267千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 405.6千円 |
| 平均年齢 | 41.9歳 |
| 平均勤続年数 | 10.7年 |
| 労働者数 | 148,278人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤231.8千円
- ≤237.9千円
- ≤252.1千円
- ≤268.2千円
- ≤295.3千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「サービス職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率3.1%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人249.7千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比25.8%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比25.6%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
サービス職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- サービス職業65.6%
- 販売9.6%
- 事務6.6%
- 専門的・技術的職業6.2%
- 生産工程4.2%
- 運搬・清掃・包装等2.9%
- その他4.2%
この分類に入った人のうち、34.4%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
勤務地は都市部を中心に全国に広がっている。社員は月給制、パート・アルバイトの場合は時給制が一般的である。勤務形態はシフト制(早朝、昼間、夜間、深夜)を採用しているところが多い。勤務時間は店舗ごとに毎月はじめに翌月の勤務シフトを決めている。24時間営業のところもある。残業は少ないが、テイクアウト(持ち帰り商品)の大量発注などに対応するために残業が生じることもある。休日・休暇に関してはローテーションで社員、パート・アルバイトが予定に従って取得する。 社員の場合は地域ごとに勤務先の異動が行われており、平均すると1~2年の間に一度程度の転勤がある。語学が得意な社員は海外勤務というケースもある。社員、パート、アルバイトを含めた従業員の男女比はほぼ半々である。 飲食チェーン店に限らず、外食産業は30歳未満の従業員が多いが、近年では高年齢者を活用する店舗も増えている。外国人を雇用するケースも出ている。 また、慢性的な人手不足に対応するため、一部店舗で24時間営業を中止したり、配膳・下げ膳のサービスを廃止した完全セルフサービス店も出てきている。さらに、「音声認識レジシステム」、「自動食器洗浄ライン」、「勤務スケジュール作成支援AIソフト」などの導入により作業効率の向上を図っているところもある。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- ベーカリーショップ店員近さ 0.920
- バックヤード作業員(スーパー食品部門)近さ 0.915
- コンビニエンスストア店員近さ 0.913
- 調理補助近さ 0.894
- カフェ店員近さ 0.890
- スーパー店員近さ 0.890
- 惣菜製造近さ 0.864
- 駅構内売店店員近さ 0.859
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)