どんな職業か
製品の生産について具体的な生産計画を立案し、生産工程や品質の管理を行う。 製造業では、顧客が求める製品は何か、いつ頃どのくらいの数量の生産が必要かといった市場調査・営業情報をもとに経営幹部が生産計画の大枠を決定する。生産・品質管理技術者は専門的な知識と経験に基づき、生産計画の大枠に沿って、短期・中期・長期の生産計画を立案し、生産工程や品質の管理を行う。 生産計画の立案にあたっては、営業・技術・製造・資材・人事など関係部門との間で合議し、人員、製造設備の手配、材料の在庫調整、外部への発注、生産・品質・検査工程の構築、包装物流体制などについて調整する。これに基づいて、安全で品質の良い製品を経済的に作り、顧客の求めに応じて市場に供給するために最適な生産計画を策定し、経営幹部の承認を得て実行に移す。 製造中は、生産が計画通りに進んでいるか、品質は安定しているかなどを管理する。問題がある場合は、関係部門と協力して速かに原因を調べ、対策を立てて計画通りに進むように修正する。 また、製品を顧客に納入した後でクレームが発生した場合には、すばやく対応し、関係部門と協力して解決を図る。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 4.2 | 252 / 498 | 上位51% |
| 読解力 | 4.1 | 181 / 498 | 上位36% |
| 文章力 | 4.1 | 166 / 498 | 上位33% |
| 説明力 | 4.1 | 215 / 498 | 上位43% |
| クオリティチェック | 3.9 | 28 / 498 | 上位6% |
| 指導 | 3.9 | 160 / 498 | 上位32% |
| 説得 | 3.9 | 128 / 498 | 上位26% |
| 論理と推論(批判的思考) | 3.8 | 105 / 498 | 上位21% |
| 他者との調整 | 3.8 | 180 / 498 | 上位36% |
| 交渉 | 3.7 | 129 / 498 | 上位26% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 生産・加工 | 2.9 | 12 / 508 | 上位2% |
| 機械 | 2.1 | 69 / 508 | 上位14% |
| 工学 | 1.9 | 53 / 508 | 上位10% |
| 設計 | 1.9 | 59 / 508 | 上位12% |
| 事務処理 | 1.9 | 239 / 508 | 上位47% |
| 数学 | 1.8 | 86 / 508 | 上位17% |
| 日本語の語彙・文法 | 1.7 | 201 / 508 | 上位40% |
| 物理学 | 1.6 | 65 / 508 | 上位13% |
| 教育訓練 | 1.6 | 129 / 508 | 上位25% |
| 顧客サービス・対人サービス | 1.5 | 332 / 508 | 上位65% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| トラブルの察知 | 3.8 | 38 / 426 | 上位9% |
| 記述表現 | 3.2 | 122 / 426 | 上位29% |
| 演繹的推論 | 3.2 | 77 / 426 | 上位18% |
| 記述理解 | 3.1 | 137 / 426 | 上位32% |
| 発話表現 | 3.1 | 174 / 426 | 上位41% |
| 帰納的推論 | 3.1 | 105 / 426 | 上位25% |
| 法則に基づいた情報の並べ替え | 3.1 | 58 / 426 | 上位14% |
| アイデアや代案を数多く生み出す力 | 3.0 | 118 / 426 | 上位28% |
| 選択的注意(集中する力) | 3.0 | 96 / 426 | 上位23% |
| 発話理解 | 3.0 | 180 / 426 | 上位42% |
仕事内容
- 生産計画の大枠に沿って、短期・中期・長期の具体的な生産計画を立案し、その実施を管理する。
- 製品や部材の需要を計算し、予測を立てる。
- 生産計画を立てるために、関係部門と協議し、情報を集める。
- 関係部門との調整を行い、具体的な生産計画を立てる。
- 製品の品質管理の手順や規格値を定める。
- 材料の購入や製品の納品、品質の保証について、それぞれのメーカーの担当者と協議をする。
- 生産日程の進捗を管理する。
- 労働力、材料、設備を効率的に活用するために作業の手順を提案する。
- 設備や作業場のレイアウトを設計し、作業の流れを効率的にする。
- 環境保全のために生産プロセスを管理する。
- 品質の安定性を管理する。
- ISOなど各種規格のマネジメントをする。
- 製品の一括表示項目を作成する。
- 品質管理の技術や信頼性を向上させるために、製品の評価に携わる作業員を指導する。
- 工場内の安全管理をする。
- 工場内の設備を保全する。
- 不良品や顧客からのクレームの原因を調査し、他部門と協力して改善する。
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。高校、高専、大学等の機械・電気・電子・化学など工業系の学科で、生産技術、品質管理などの基礎を学んでいる者が多い。 また、各企業で製造している製品は多岐にわたるため、製品の技術知識・製造知識については、入社後に社内や外部の研修機関等で学ぶ。 入職後は技術者として経験を積んだ後、生産・品質管理の部署に配属されることが多い。 関連資格として、「技術士」(経営工学部門)がある。 関係技術に精通しているだけでなく、難問に忍耐強く挑戦する姿勢、創意工夫ができること、予期せぬトラブルにも冷静に対処できることなどが求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.5 |
| 高卒 | 0.4 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.1 |
| わからない | 0.1 |
| 専門学校卒 | 0.1 |
| 高専卒 | 0.1 |
関連する資格
- 技術士(経営工学部門)
給料
賃金構造基本統計調査では「生産関連事務従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には2の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 325.9千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 1,062.3千円 |
| 平均年齢 | 44.1歳 |
| 平均勤続年数 | 15.2年 |
| 労働者数 | 51,761人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤282千円
- ≤302.5千円
- ≤315.4千円
- ≤334.8千円
- ≤393.6千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
勤務先はメーカーの工場等であり、職場は全国に広がっている。 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。製造工程でトラブルが発生したり、製品納入後に顧客からクレームがあると、残業が生じることもある。 消費者の製品の品質や環境への影響に対する関心の高まりを受け、国際的な品質管理システム(ISO9000)や環境管理システム(ISO14000)の認証取得などを進める企業が増えており、生産・品質管理技術者の重要性が高まっている。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 鉄道車両の設計・開発近さ 0.905
- 医療機器開発技術者近さ 0.855
- 精密機器技術者近さ 0.849
- 自動運転開発エンジニア(自動車)近さ 0.818
- 航空機開発エンジニア(ジェットエンジン)近さ 0.785
- 宇宙開発技術者近さ 0.785
- 発電所運転管理近さ 0.774
- 産業用ロボット開発技術者近さ 0.758
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)