どんな職業か
商品やサービスの特徴を要領よく適切に文章化し、広告や宣伝などに使用されるコピー(文案)を考える。 依頼を受けた企業などと打ち合わせを重ねて、広告や宣伝の意図、商品やサービスの内容や特徴を十分に理解する。その上で、正確であるだけではなく、読む人に興味を起こさせ、場合によっては面白いと感じさせ、読む人を惹きつけて買う気にさせるようなキャッチフレーズを考案する。 広告ディレクターの下、コピーライターが広告の方向性やアイデア、また、キャッチフレーズなどを広告制作のメンバーに示し、メンバーとともにラフスケッチを作り、広告主にプレゼンテーションをする。広告主に提案が認められたら、広告ディレクターの下、メンバーとともに広告を制作していく。 また、消費者に広告主のことをよりよく理解してもらうために、会社案内などの文案を作ることもある。正確かつわかりやすく広告主の意思を伝達できるように注意する。 単に机の前に座って文章を考えるだけではなく、多くのデータや情報を集めて、時代のニーズと結びついたコピーを考える必要がある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 文章力 | 5.7 | 9 / 498 | 上位2% |
| 読解力 | 5.1 | 43 / 498 | 上位9% |
| 傾聴力 | 5.1 | 84 / 498 | 上位17% |
| 説明力 | 4.8 | 92 / 498 | 上位18% |
| 他者の反応の理解 | 4.2 | 72 / 498 | 上位14% |
| 他者との調整 | 4.0 | 140 / 498 | 上位28% |
| 新しい情報の応用力 | 3.8 | 115 / 498 | 上位23% |
| 説得 | 3.8 | 150 / 498 | 上位30% |
| 論理と推論(批判的思考) | 3.7 | 119 / 498 | 上位24% |
| 交渉 | 3.3 | 212 / 498 | 上位43% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 日本語の語彙・文法 | 4.1 | 8 / 508 | 上位2% |
| コミュニケーションとメディア | 2.8 | 21 / 508 | 上位4% |
| 芸術 | 2.5 | 20 / 508 | 上位4% |
| 販売・マーケティング | 2.2 | 87 / 508 | 上位17% |
| 外国語の語彙・文法 | 2.1 | 54 / 508 | 上位11% |
| 事務処理 | 2.1 | 199 / 508 | 上位39% |
| 顧客サービス・対人サービス | 1.9 | 243 / 508 | 上位48% |
| 社会学 | 1.8 | 76 / 508 | 上位15% |
| 心理学 | 1.7 | 122 / 508 | 上位24% |
| ビジネスと経営 | 1.3 | 221 / 508 | 上位44% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 記述表現 | 4.4 | 4 / 426 | 上位1% |
| 記述理解 | 4.2 | 3 / 426 | 上位1% |
| アイデアや代案を数多く生み出す力 | 4.1 | 5 / 426 | 上位1% |
| 独創性 | 4.0 | 8 / 426 | 上位2% |
| 発話理解 | 3.9 | 11 / 426 | 上位3% |
| 発話表現 | 3.9 | 16 / 426 | 上位4% |
| 帰納的推論 | 3.4 | 32 / 426 | 上位8% |
| トラブルの察知 | 3.2 | 293 / 426 | 上位69% |
| 演繹的推論 | 3.2 | 89 / 426 | 上位21% |
| 選択的注意(集中する力) | 3.2 | 56 / 426 | 上位13% |
仕事内容
- 商品やサービスの特徴を要領よく適切に文章化した、広告や宣伝などに使用されるコピーを考案する。
- 依頼を受けた企業などと打ち合わせを行い、広告や宣伝の意図、商品やサービスの内容や特徴を理解する。
- 販売メディアやマーケティング担当者に相談して、商品またはサービスに関する情報を入手する。
- 広告の傾向や消費者の嗜好などを調査し、広告の方向性を考える。
- ディレクターやデザイナーと相談して、広告コピーの方向性を決める。
- 客先や現場を取材し、その内容を書き起こす。
- 広告のラフスケッチを制作し、依頼主にプレゼンする。
- 依頼主から考案したキャッチコピーやコピーの承認を受け、必要があれば修正をする。
- 記事、小冊子、パンフレットなどの販売促進資料を作成する。
- ボディコピーを作成する。
- コピーに合わせたビジュアル案を作成する。
- 情報誌やWeb媒体などに寄稿する。
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大卒者が多い。新卒として広告会社に採用されることもあるが、文章能力や様々な知識が必要とされる。コピーライターを専門に養成する機関もある。企業の広報部門等でコピーライターの仕事をする場合もある。 中途採用は経験が重視されるが、斬新で柔軟な発想が求められる場合等、他業種の若手が中途採用されることもある。 経験を積んで創造力を高めていくと、広告活動の全体にかかわるようになる。デザイナーやカメラマンなどをまとめ、広告ディレクターとなる場合もある。フリーランスとして独立することもある。 書くことが好きなこと、広告・宣伝に興味があること、時代を先取りするセンスが要求される。科学技術などの専門知識を持って特定の分野で活動する場合もある。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.7 |
| わからない | 0.2 |
| 高卒 | 0.1 |
| 高卒未満 | 0.0 |
| 専門学校卒 | 0.0 |
| 短大卒 | 0.0 |
給料
賃金構造基本統計調査では「印刷・製本従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には3の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 316.6千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 643.9千円 |
| 平均年齢 | 44.5歳 |
| 平均勤続年数 | 16.8年 |
| 労働者数 | 12,446人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤247.2千円
- ≤264.4千円
- ≤284.2千円
- ≤301.2千円
- ≤392.4千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
勤務先は、広告会社や企業の広報部門であり、職場は企業の本社が多く立地している大都市が多い。フリーランスで働く人もいる。 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。広告のサイクルが短くなっており、スケジュールの状況によっては、締め切りに間に合わせるため長時間の仕事になったり、土日祝日に働くこともある。 新製品や新サービス、社会の理解を求めることがら等を一般にわかりやすく伝える必要があることから、今後もコピーライターには一定の需要が見込まれる。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 雑誌記者近さ 0.905
- 図書編集者近さ 0.863
- 雑誌編集者近さ 0.775
- Webデザイナー(Web制作会社)近さ 0.761
- テクニカルライター近さ 0.753
- グラフィックデザイナー近さ 0.751
- 翻訳者近さ 0.723
- 広報・PR担当近さ 0.668
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)