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専門的・技術的職業従事者

翻訳者の仕事内容・必要なスキル・給料

文学作品や学術書、ニュース、法律文書等の様々な文章について、外国語を日本語に、日本語を外国語に書き言葉で訳す。

どんな職業か

文学作品や学術書、ニュース、法律文書、マニュアル等の様々な文章について、外国語を日本語に、日本語を外国語に書き言葉で訳す仕事である。  翻訳は大きく「出版翻訳」と「産業翻訳」に分けられる。  「出版翻訳」は、学術書や文芸・ノンフィクションなどの作品を翻訳することを言う。これには学問的な知識や文学的な才能も必要となる。  一方、「産業翻訳」は、海外とのビジネスで必要となる契約書やマニュアル(手引)などの書類の翻訳のことを言い、それぞれの分野に関する専門知識を持っていなければならない。翻訳業界全体では、「産業翻訳」の仕事が圧倒的に多くなっている。  一般向けの翻訳では、不特定多数の読者に対して、正確でわかりやすい言葉使いを心がけ、専門的な翻訳であれば、その分野で最も普遍的な用語を選んで訳す必要がある。特に、産業翻訳の場合は、最先端の技術を扱う分野での需要が大きいため、積極的に専門的知識を吸収し理解するための努力が欠かせない。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  文書作成ソフト(Word、一太郎等)、翻訳支援ツール、翻訳ソフト、パソコン、辞書

この職業に求められるもの

job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。

重要度の高いスキル

外国語を読む読解力文章力外国語で書く説明力外国語を聞く
job tag のスコア。外側ほど重要度が高い。

スキル

項目スコア全職業中の順位位置
外国語を読む5.91 / 498
上位1%
読解力5.425 / 498
上位5%
文章力5.423 / 498
上位5%
外国語で書く4.92 / 498
上位1%
説明力4.4149 / 498
上位30%
外国語を聞く3.912 / 498
上位2%
傾聴力3.8331 / 498
上位66%
外国語で話す3.615 / 498
上位3%
他者との調整3.3269 / 498
上位54%
時間管理3.3191 / 498
上位38%

知識

項目スコア全職業中の順位位置
外国語の語彙・文法4.81 / 508
上位1%
日本語の語彙・文法4.43 / 508
上位1%
事務処理2.865 / 508
上位13%
コミュニケーションとメディア2.439 / 508
上位8%
顧客サービス・対人サービス1.9268 / 508
上位53%
法律学、政治学1.878 / 508
上位15%
哲学・宗教学1.525 / 508
上位5%
通信技術1.575 / 508
上位15%
歴史学・考古学1.530 / 508
上位6%
社会学1.5145 / 508
上位29%

アビリティ

項目スコア全職業中の順位位置
記述表現4.45 / 426
上位1%
記述理解4.32 / 426
上位1%
選択的注意(集中する力)3.59 / 426
上位2%
発話理解3.3108 / 426
上位25%
記憶力3.235 / 426
上位8%
発話表現3.2157 / 426
上位37%
帰納的推論2.9158 / 426
上位37%
マルチタスク2.9135 / 426
上位32%
トラブルの察知2.9395 / 426
上位93%
演繹的推論2.9201 / 426
上位47%

翻訳者のスコアをすべて見る

仕事内容

なるには

入職にあたって、特に資格や免許は必要とされないが、翻訳学校や通信教育で語学の実力を高める必要がある。外国語の基礎ができていることを確認するために、各国語の検定資格(英検、仏検など)、英語の場合はTOEICのスコアなどの提出を求められる場合や、「JTA公認翻訳専門職資格」などの資格が求められることもある。  出版翻訳の場合は、出版社への持ち込みやコンテストへの応募、翻訳学校の紹介などで仕事を得る。産業翻訳の場合は、技術や実務に関する知識が必要なので、その多くは関連分野の実務経験者であり、翻訳会社のトライアルを受けて、その出来によって登録や仕事の発注が決まるのが一般的である。  最初は下訳や比較的易しい訳、あるいは納期の長い仕事を受注し、商品である訳文の正確さや、締切りを守れるかといったことが試される。実力が認められれば、安定して仕事を受けられるようになり、報酬の単価も上がる。  外国語能力はもちろんのこと、日本語で正しく表現する能力も必要不可欠である。また、語学力だけでなく、関係分野についての情報収集力も求められる。

就いている人の学歴

学歴割合の目安
大卒0.8
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)0.3
博士課程卒0.1
短大卒0.1
わからない0.1
高卒0.0

関連する資格

この分類の人はどれくらい動いているか

ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。

専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか

専門的・技術的職業 80%サービス職業 6%管理的職業 3.2%事務 3.2%販売 3%生産工程 2.4%その他 2.1%
  • 専門的・技術的職業80%
  • サービス職業6%
  • 管理的職業3.2%
  • 事務3.2%
  • 販売3%
  • 生産工程2.4%
  • その他2.1%
雇用動向調査から、この分類に入職した人の前職の内訳。同じ分類からの移動が80%を占めます。

この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。

雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)

働き方の特徴

就業形態は、フリーとして個人で仕事を受ける、翻訳会社や出版社、商社などと契約して仕事を受ける、翻訳会社に社員として勤める、というパターンがあり、出版翻訳ではフリーの翻訳者が、産業翻訳では翻訳会社などとの契約で仕事をしている翻訳者が多い。  仕事は納期に間に合わせることが重要で、一般的に納期は出版翻訳の場合で数ヶ月くらいだが、産業翻訳の場合では数日か数週間単位であることが多い。産業翻訳の場合、金曜日に依頼を受けて月曜日に納品ということもある。  報酬は、400字詰の原稿用紙1枚あたりいくらという出来高制や書籍1冊あたり定価の何%といった印税制で支払われるケースが多い。  AIを活用した機械翻訳の精度が向上しており、プロの翻訳者でなくても翻訳処理を行うことが容易になってきている。また、機械翻訳の文章を読みやすい文章にするポストエディットという仕事も生まれている。ただし、機械翻訳では行間を読んで表現したり、専門性の高い分野の翻訳などには十分に対応できず、今後も翻訳者には一定の需要はあると見込まれる。

仕事の内容が近い職業

スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。

出典
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)