どんな職業か
ワインを中心とする飲料等のスペシャリストとして、幅広い分野で、飲料等の提供、紹介、啓蒙、普及等のために専門的な助言等を行う。ここでは、主に、ホテルやレストランで働くソムリエについて記述する。 ソムリエとは、飲食、酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関、酒類製造のいずれかの分類に属し、酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有するプロフェッショナルをいう。 ソムリエの役割は、飲食店もしくは酒類・飲料を販売する施設における飲料等の提供、ならびに商品の適切な紹介とサービスの提供を中心に、啓蒙・普及・研究・教育を目的とした専門的な助言や清潔で衛生的な食事環境の維持など広範に及ぶ。 飲食店におけるソムリエの具体的な仕事は、店舗特性および料理に相応しいワインを選定し、仕入れ、管理をすることである。 開店前には、セラーの整理整頓、ワインおよび飲料を補充し、グラスなどサービスに使用する什器備品を清潔かつ整然と準備し、テーブルセッティングを行う。お客の要望(嗜好、予算、酒量)や料理に合うワインおよび飲料を勧め(食前酒、食中酒、食後酒)、その飲料に応じて適切なグラスを選び、適切な温度、適当な方法(エアレーション、デキャンティング等)で提供する。 ソムリエは飲料を通じて、それぞれのお客様の食事がより美味しく、より楽しく、快適なものになるよう、飲料を提案し、正確かつ迅速に、その飲料の品質を最大限に高めるためのサービスを行う。
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 説明力 | 4.8 | 82 / 498 | 上位16% |
| 傾聴力 | 4.8 | 135 / 498 | 上位27% |
| 他者の反応の理解 | 4.4 | 55 / 498 | 上位11% |
| 読解力 | 4.2 | 169 / 498 | 上位34% |
| 新しい情報の応用力 | 4.0 | 85 / 498 | 上位17% |
| 指導 | 3.8 | 176 / 498 | 上位35% |
| 文章力 | 3.8 | 221 / 498 | 上位44% |
| 他者との調整 | 3.8 | 189 / 498 | 上位38% |
| 説得 | 3.8 | 157 / 498 | 上位32% |
| 継続的観察と評価 | 3.7 | 143 / 498 | 上位29% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 顧客サービス・対人サービス | 3.8 | 7 / 508 | 上位1% |
| 販売・マーケティング | 3.0 | 18 / 508 | 上位4% |
| 外国語の語彙・文法 | 2.4 | 28 / 508 | 上位6% |
| ビジネスと経営 | 2.4 | 34 / 508 | 上位7% |
| 日本語の語彙・文法 | 2.3 | 74 / 508 | 上位15% |
| 心理学 | 2.2 | 59 / 508 | 上位12% |
| コミュニケーションとメディア | 2.2 | 63 / 508 | 上位12% |
| 人事労務管理 | 2.1 | 36 / 508 | 上位7% |
| 地理学 | 2.1 | 8 / 508 | 上位2% |
| 社会学 | 2.0 | 40 / 508 | 上位8% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。資格がなくてもソムリエの仕事に就くことはできるが、ソムリエとして活躍するためには豊富な知識とそれを活かすための才能や経験が必要であることから、資格試験に合格したソムリエは認定バッジを胸元につけ、業務にあたる者が多い。 ソムリエの資格はソムリエの定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対して、日本においては一般社団法人日本ソムリエ協会(以下J.S.A.)により認定される。 ソムリエの資格は、①酒類・飲料を提供する飲食サービス ②酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、製造、教育機関講師 ③酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務のいずれかを3年以上経験しているなどの受験資格を満たした上で、年1回の日本ソムリエ協会(J.S.A)の認定試験を受験し、合格すると取得できる。ソムリエの試験内容としては、CBT試験、テイスティング(利き酒)、論述試験、サービス実技等がある。また、ソムリエの資格を取得して3年以上経った者で、かつ通算10年以上の実務経験がある者はソムリエ・エクセレンスの認定試験を受験できる。 世界の酒類・飲料について、歴史、産地、品種、品質等級、世界の料理の知識と酒類・飲料との相性などの知識が必要となる。すぐれた味覚や嗅覚のセンスが求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.5 |
| 専門学校卒 | 0.4 |
| 大卒 | 0.4 |
| 短大卒 | 0.2 |
| わからない | 0.2 |
| 高卒未満 | 0.0 |
関連する資格
- ソムリエ
給料
賃金構造基本統計調査では「車掌」として集計されています(2023年・全国)。この区分には15の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 367.2千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 1,200.9千円 |
| 平均年齢 | 38歳 |
| 平均勤続年数 | 15.7年 |
| 労働者数 | 1,911人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤254.1千円
- ≤305.5千円
- ≤343.4千円
- ≤365.6千円
- ≤426.4千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「サービス職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率3.1%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人249.7千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比25.8%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比25.6%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
サービス職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- サービス職業65.6%
- 販売9.6%
- 事務6.6%
- 専門的・技術的職業6.2%
- 生産工程4.2%
- 運搬・清掃・包装等2.9%
- その他4.2%
この分類に入った人のうち、34.4%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
飲食店はもちろん酒類・飲料の流通、販売、製造事業者等で勤務している者、教育機関等の講師、コンサルタント業にもソムリエは存在する。なかでも、飲食店に勤務しているソムリエが多い。 ソムリエの資格保有者のうち、女性は約4割となっている。最近では女性のソムリエが増加している(2025年1月1日時点*)。 飲食店に勤務する場合は、勤務時間はシフト制になっていることが多く、土日祝日に関係なく勤務している。 *一般社団法人日本ソムリエ協会 「資格保有者・合格率一覧」
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 国際協力専門家近さ 0.600
- 放送記者近さ 0.588
- 調教師近さ 0.575
- ホテル・旅館支配人近さ 0.568
- 小学校教員近さ 0.562
- 通訳ガイド近さ 0.561
- イベントの企画・運営近さ 0.558
- アウトドアインストラクター近さ 0.553
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)