どんな職業か
航空機を構成する機体・エンジン・装備品が所定の強度や精度を保ち、正しく機能するように点検、保守する作業を行う。 日常点検では、フライト前にエンジン、機体外部の状況、車輪など所定の手順に従って点検を行っていく。コックピットに入り、計器などのチェックも行う。異常が発見された場合には、修理や部品の交換を行う。点検の結果を機長に報告し、出発する航空機を見送る。確認整備士(確認主任者)と呼ばれる責任者が飛行を許可しない限り、飛行機は飛び立つことはできない。 運航が終わった後には、消耗部品の交換や計器のチェックなどライン整備を行う。更には、一定の飛行時間ごとに定時点検を行い、エンジンを取り外して専用の工場で分解して不良個所の交換を行う。また、自動航法装置や自動着陸装置については、防塵装置を施した専用の部屋でコンピュータ機器の保守整備を行う。点検の中でユーザーの立場から航空機メーカーに対して改良や改善を提案することもある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 工具(手動工具、電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 保守点検 | 5.3 | 1 / 498 | 上位1% |
| 傾聴力 | 5.1 | 90 / 498 | 上位18% |
| 読解力 | 5 | 49 / 498 | 上位10% |
| 修理 | 4.9 | 1 / 498 | 上位1% |
| 計器監視 | 4.6 | 3 / 498 | 上位1% |
| クオリティチェック | 4.6 | 1 / 498 | 上位1% |
| 説明力 | 4.5 | 131 / 498 | 上位26% |
| 故障等の原因特定 | 4.5 | 3 / 498 | 上位1% |
| 時間管理 | 4.2 | 19 / 498 | 上位4% |
| 他者との調整 | 4.2 | 106 / 498 | 上位21% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 機械 | 3.5 | 3 / 508 | 上位1% |
| 外国語の語彙・文法 | 3.0 | 13 / 508 | 上位3% |
| 工学 | 2.9 | 16 / 508 | 上位3% |
| 物理学 | 2.4 | 22 / 508 | 上位4% |
| 教育訓練 | 2.3 | 43 / 508 | 上位8% |
| コンピュータと電子工学 | 2.2 | 39 / 508 | 上位8% |
| 数学 | 2.2 | 40 / 508 | 上位8% |
| 輸送 | 2.0 | 27 / 508 | 上位5% |
| 通信技術 | 2 | 35 / 508 | 上位7% |
| コミュニケーションとメディア | 1.9 | 110 / 508 | 上位22% |
なるには
理工系大学、高等専門学校、航空機整備系専門学校を卒業後に航空会社に採用されるのが一般的である。入社後は、日常のライン整備、エンジン整備、装備(航法装置など)整備に配属される。 航空法に定められた航空整備士の国家資格を取得する必要がある。二等航空整備士は入社前に取得することができるが、一等航空整備士は4年以上の実務経験が必要なため、入社後に取得することになる。一等航空整備士のうち社内制度として確認主任者が選任され、確認主任者は法的書類の記録である飛行日誌や航空機の整備の最終確認に関する公的書類にサインをする資格を有する。 一方で、エンジン整備や装備品整備では、それぞれに特化したスキルが必要とされており、それぞれの分野を専門として活躍する整備士もいる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 専門学校卒 | 0.5 |
| 大卒 | 0.4 |
| 高卒 | 0.3 |
| 高専卒 | 0.3 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.2 |
| わからない | 0.0 |
関連する資格
- 一等航空整備士
- 二等航空整備士
給料
賃金構造基本統計調査では「航空機操縦士」として集計されています(2023年・全国)。この区分には4の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 1,380.5千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 1,224.4千円 |
| 平均年齢 | 43.4歳 |
| 平均勤続年数 | 15.6年 |
| 労働者数 | 517人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤430.9千円
- ≤508.4千円
- ≤673千円
- ≤949千円
- ≤1,519.8千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「生産工程従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.8%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人99.9千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比8.5%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比9.5%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
生産工程従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 生産工程60.3%
- サービス職業13%
- 専門的・技術的職業6.3%
- 販売5.3%
- 運搬・清掃・包装等4%
- 事務3%
- その他6.7%
この分類に入った人のうち、39.7%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
飛行前に必ず航空機のチェックをする必要があるため、各航空会社の飛行機が寄航する空港に必ず配置されている。そのため、勤務地は全国に広がっている。国際線の場合には、海外の空港に勤務することもある。 勤務場所は整備場であるが、屋内で整備をすることもある。 航空機が運航していない間に作業する必要があるため、労働時間は24時間のシフト制の勤務となっている。土日出勤もあり、休みは交替でとる。 航空技術の進歩は目覚しく、新しく開発された航空機に対応するため、常に研修などで高度な技術や知識を習得していくことが求められる。 なお、最近ではLCC(Low Cost Carrier)の増加に伴い整備する機体数が増加している。また、航空整備士として従事している人のうち、多くの割合を占める50歳代の人が定年時期を迎えていることもあって、航空整備士は不足している。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 鉄道車両の設計・開発近さ 0.783
- 発電所運転管理近さ 0.780
- 産業用ロボットの保守・メンテナンス近さ 0.761
- 海上自衛官近さ 0.758
- 鉄道線路管理近さ 0.748
- 船舶機関士近さ 0.747
- 生産・品質管理技術者近さ 0.734
- 航空自衛官近さ 0.729
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)