どんな職業か
平時から有事まで日本の空の安全を担い、侵入してくる航空機等に対して防衛にあたる。 24時間365日常時警戒監視を行い、有事の際には国土からできる限り遠方の空域で迎え撃つことで、国民と国土の被害を未然に防ぐ。 また、災害発生時における捜索、救助などのほか、国際平和協力活動での航空機による人員や物資の輸送なども行う。航空機の整備、一部の民間空港の航空管制、要人の輸送なども航空自衛隊の重要な任務である。 職種としては、操縦、航空管制、兵器管制、高射運用、通信、(コンピュータ)プログラム、武装、整備、施設、補給、輸送など多種多様な約30の職域がある。例えば、操縦は、戦闘機や輸送機などを操縦して防空や物資の輸送を行う。航空管制は、航空自衛隊の飛行場における航空管制業務を行う。兵器管制は、日本の領空を監視して、必要に応じて戦闘機などの誘導を行う。高射運用は、対空ミサイルシステムを操作して侵攻してくる航空機や弾道ミサイルなどに対処する。武装は、航空機に搭載される武器弾薬に関する業務を行う。整備は、航空機や航空機搭載の電子機器、エンジン、地上レーダーなどの機材整備を行う。施設は、基地施設の維持管理に関する業務を行う。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 航空機、戦闘機、輸送機、対空ミサイルシステム、地上レーダー
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 指導 | 4.2 | 114 / 498 | 上位23% |
| 傾聴力 | 4.0 | 305 / 498 | 上位61% |
| 説明力 | 3.9 | 254 / 498 | 上位51% |
| 文章力 | 3.7 | 232 / 498 | 上位47% |
| 読解力 | 3.7 | 263 / 498 | 上位53% |
| 説得 | 3.6 | 196 / 498 | 上位39% |
| 他者との調整 | 3.5 | 231 / 498 | 上位46% |
| 複雑な問題解決 | 3.3 | 192 / 498 | 上位39% |
| 対人援助サービス | 3.2 | 201 / 498 | 上位40% |
| クオリティチェック | 3.2 | 107 / 498 | 上位21% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 教育訓練 | 2.6 | 31 / 508 | 上位6% |
| 事務処理 | 2.6 | 100 / 508 | 上位20% |
| 通信技術 | 2.3 | 20 / 508 | 上位4% |
| 公衆安全・危機管理 | 2.3 | 18 / 508 | 上位4% |
| 外国語の語彙・文法 | 2.1 | 55 / 508 | 上位11% |
| コミュニケーションとメディア | 2.0 | 81 / 508 | 上位16% |
| 輸送 | 1.9 | 33 / 508 | 上位6% |
| 数学 | 1.9 | 66 / 508 | 上位13% |
| 法律学、政治学 | 1.8 | 79 / 508 | 上位16% |
| コンピュータと電子工学 | 1.8 | 66 / 508 | 上位13% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| トラブルの察知 | 3.4 | 171 / 426 | 上位40% |
| 持久力(スタミナ) | 3.1 | 43 / 426 | 上位10% |
| 選択的注意(集中する力) | 3.1 | 76 / 426 | 上位18% |
| 発話表現 | 3.1 | 195 / 426 | 上位46% |
| 帰納的推論 | 3.0 | 125 / 426 | 上位29% |
| 演繹的推論 | 3 | 150 / 426 | 上位35% |
| 法則に基づいた情報の並べ替え | 3 | 88 / 426 | 上位21% |
| モノの見え方に関する想像力 | 3 | 45 / 426 | 上位11% |
| 筋力 | 3 | 54 / 426 | 上位13% |
| 記憶力 | 3.0 | 112 / 426 | 上位26% |
仕事内容
- 国の平和と安全を守るために、侵入してくる航空機や海を渡って上陸しようとする外敵に対して、主に空において防衛する。
- 空からの侵略に対する防衛を行う。
- 様々な事態に対処できるよう、非常事態を想定した訓練や研修を受ける。
- 機材の操作、操縦、整備の訓練を受け、必要な知識や技術を習得する。
- 戦闘機の操縦、機体の整備、レーダーによる警戒、航空管制、武器弾薬の補給を行う。
- 所定の空域をレーダー装置で監視し、侵入機や国籍不明機を発見する。
- 領空が侵犯された場合には、戦闘機を緊急発進させ、侵犯機を追跡する。
- 侵攻してくる航空機を撃破するため、対空ミサイルシステムを操作する。
- 災害発生時、ヘリコプターなどにより現場に向かい、被害状況の確認や情報の収集をする。
- 災害発生時、ヘリコプターなどにより現場に向かい、空からの救難者の救助や援助物資の輸送などをする。
- 航空機搭載の電子機器やエンジン、地上レーダーなどの機材を整備する。
- 航空機および周辺機材を整備し、維持管理する。
- 在外邦人等を輸送する。
- 気象を観測し、伝達する。
- 航空自衛隊の飛行場における航空管制業務を行う。
- 監視システムに発生した障害を迅速に復旧する。
- 国際緊急援助活動を指揮する。
- 国際緊急援助活動の現場で支援を行う。
- 音楽隊として式典に出席し、演奏を行う。
- ポスターやインターネットを利用した募集・広報を行う。
なるには
中学、高校、大学などを卒業し、自衛官の採用試験に合格する必要がある。 採用種目は、大卒者又は院卒者の場合、「一般幹部候補生」を選択できる。それ以外にも、18歳以上33歳未満の者であれば「一般曹候補生」や「自衛官候補生」、高校卒業後約2年間の基礎教育の後に各操縦課程へ進みパイロットを目指す「航空学生」の試験を受け航空自衛官を目指すことができる。 また防衛大学や防衛医科大学校医学科及び看護学科から航空自衛官を目指すことも可能である。 このほか、大学の理学部、工学部の3・4年次又は大学院修士課程に在学している者を対象とする「貸費学生」制度がある。これは、卒業後、専攻した学術を活かして引き続き自衛隊に勤務する意思を持つ者に対し防衛省より学資金が貸与されるものである。 なお受験資格には学歴や免許、年齢のほか、身体条件もある。入職後は、各入職経路や選択した種目によって異なるが、様々な教育を数か月~数年間受けた後、各部隊に勤務する。 自衛官の業務は多岐にわたり、職種は希望、適性などにより決定される。各種のスキルや資格を必要とするものが多いが、必要な知識、技能のほとんどは、自衛隊内の教育機関で習得することができる。試験・講習等を通じて外部でも通用する各種の資格(運転、操縦、通信、危険物取扱、医療、情報処理)を取得できる。 活動の特性上、集団で活動することが多い。部隊として連携し、組織的に行動することが求められる。連帯感や忍耐力、国を守るという責任感も大切である。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.8 |
| 大卒 | 0.4 |
| 専門学校卒 | 0.1 |
| わからない | 0.1 |
| 高卒未満 | 0.0 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.0 |
給料
賃金構造基本統計調査では「航空機操縦士」として集計されています(2023年・全国)。この区分には4の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 1,380.5千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 1,224.4千円 |
| 平均年齢 | 43.4歳 |
| 平均勤続年数 | 15.6年 |
| 労働者数 | 517人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤430.9千円
- ≤508.4千円
- ≤673千円
- ≤949千円
- ≤1,519.8千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「保安職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.7%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人8千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比1.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比0.9%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
保安職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 保安職業23.6%
- 運搬・清掃・包装等16.7%
- サービス職業14.5%
- 販売12.1%
- 事務8.8%
- 生産工程7.7%
- その他16.6%
この分類に入った人のうち、76.4%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
自衛官は特別職の国家公務員である。教育期間中から給料が支払われ、営舎内の居住者には食事や被服も支給される。任務の特殊性を考慮し一般職の国家公務員とは別の自衛官俸給表により給与が定められている。 勤務体制は、勤務地により異なるが原則として1日7時間45分で完全週休2日制となっている。ただし、職種により、交代制で勤務をする場合もある。 防衛大学校や防衛医科大学校生にも、学生手当が支給される。 女性自衛官の職域拡大や採用数増加に努めており、女性の割合は増加傾向である。 近年では大規模な自然災害などでも自衛隊の果たす役割への期待が大きくなっているほか、国連の平和維持活動や国際緊急援助活動など、国際社会での活躍の場も広がりつつある。 航空自衛隊の基地(分屯地・駐屯地等)は全国に72箇所、42,608人の隊員が任務にあたっている(2025年3月現在)。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 海上自衛官近さ 0.869
- 陸上自衛官近さ 0.840
- 海上保安官近さ 0.806
- 消防官近さ 0.772
- 航空整備士近さ 0.729
- 航海士近さ 0.708
- 救急救命士近さ 0.696
- 鉄道車両の設計・開発近さ 0.693
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)