どんな職業か
クリーニング店やクリーニング工場において、各種衣類、皮革製品や特殊素材などのクリーニング処理を行う。 クリーニング師は、公衆衛生及び洗濯処理に関する専門知識を併せ持ったクリーニング店の管理責任者である。クリーニング業法では、取次のみを行う店を除き、クリーニング店には1人以上のクリーニング師を置かなければならないと定められている。 お客から洗濯物を受け取ると、相互確認の上、洗濯表示、素材を確認し分類する。更に、汚れのひどいものと少ないものを見きわめ、ドライクリーニング機あるいは水洗機にかけ、洗い上がるとプレス機、アイロンなどで仕上げて綺麗にたたみ、包装する。デザインや素材、汚れのつき具合も確認し、適切な洗濯方法を判断する。たくさんの人が着用している衣類を同時に洗うため、衛生には厳重に注意を払う必要がある。 洗濯の他に、和服や毛皮、じゅうたんなどの保管も行う場合もある。また、はっ水・防水加工、防虫加工、ひだの折り目加工などの各種加工や補修を引き受けることもある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 ドライクリーニング機、水洗機、プレス機、アイロン、ドライ機、ランドリー機、プレス機
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 3.5 | 390 / 498 | 上位78% |
| 説明力 | 3.0 | 401 / 498 | 上位81% |
| 読解力 | 3 | 389 / 498 | 上位78% |
| 指導 | 2.6 | 431 / 498 | 上位87% |
| 対人援助サービス | 2.6 | 320 / 498 | 上位64% |
| 文章力 | 2.5 | 415 / 498 | 上位83% |
| 他者との調整 | 2.5 | 406 / 498 | 上位82% |
| 他者の反応の理解 | 2.5 | 418 / 498 | 上位84% |
| 説得 | 2.4 | 380 / 498 | 上位76% |
| 継続的観察と評価 | 2.3 | 393 / 498 | 上位79% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 顧客サービス・対人サービス | 1.9 | 262 / 508 | 上位52% |
| 事務処理 | 0.9 | 445 / 508 | 上位88% |
| 生産・加工 | 0.9 | 248 / 508 | 上位49% |
| コミュニケーションとメディア | 0.7 | 436 / 508 | 上位86% |
| 人事労務管理 | 0.7 | 426 / 508 | 上位84% |
| 日本語の語彙・文法 | 0.7 | 462 / 508 | 上位91% |
| 経済学・会計学 | 0.6 | 387 / 508 | 上位76% |
| 販売・マーケティング | 0.6 | 393 / 508 | 上位77% |
| 機械 | 0.6 | 293 / 508 | 上位58% |
| ビジネスと経営 | 0.6 | 457 / 508 | 上位90% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| トラブルの察知 | 3.1 | 323 / 426 | 上位76% |
| 手腕の器用さ | 2.8 | 107 / 426 | 上位25% |
| 色の違いを見分ける力 | 2.7 | 107 / 426 | 上位25% |
| 腕と手の安定 | 2.6 | 148 / 426 | 上位35% |
| 指先の器用さ | 2.5 | 155 / 426 | 上位36% |
| 筋力 | 2.5 | 160 / 426 | 上位38% |
| 手首と指の動作速度 | 2.5 | 170 / 426 | 上位40% |
| 腕や脚の動作速度 | 2.4 | 163 / 426 | 上位38% |
| 持久力(スタミナ) | 2.4 | 240 / 426 | 上位56% |
| 発話表現 | 2.4 | 373 / 426 | 上位88% |
仕事内容
- クリーニング店や工場において各種衣類、皮革製品や特殊素材などのクリーニング処理をする。
- クリーニングに伴うリスクを客に説明し、了解を得る。
- 物品を受取り、手動または動力式のマーカーを使用し、水洗いやドライクリーニングの印をつける。
- 商品を受け取るときに、ポケット等に何か入っていないか確認する。
- クリーニングする物を調べて、色、布、汚れ具合、クリーニング方法に従って分類する。
- 汚れやシミの部分洗いをする。
- デリケートな素材の品や毛皮のライニングを手洗いする。
- 洗濯機やドライクリーニング機への品物の出し入れをする。
- 洗濯機、乾燥機、遠心分離式脱水機の運転と監視をする。
- 乾燥機から取り出した物を選別して吊るす。
- 洗浄後の品物を乾かすためにストレッチフレームの上にかけ、特定の場所に運ぶ。
- アイロンやプレス機を使用して、品物にアイロンをかけたりプレスをする。
- ほころびや破れを手縫いや接着剤で修繕したり、ボタン付けをする。
- 毛皮の毛並みを整え、羽毛と毛布をきれいにして殺菌し、ふわっとふくらませるための自動機械の運転と手入れをする。
- 洗濯や加工のため、洗剤や加工用の化学物質を混ぜる。
- ドライクリーニング溶剤を排出し、再利用する蒸留システムを操作する。
- 機械のフィルターをきれいにし、装置に潤滑剤を注す。
- 洗濯後の衣服に撥水加工をする。
- 洗濯後の衣類をたたむ。
- 仕上がり品を包装する。
- 皮革製品を補修する。
- クリーニングの代金を会計する。
- 家庭等を訪問し、物品を集配する。
- 宅配する仕上がり品を仕分ける。
- 衣類の回収数と納品数を確認する。
なるには
クリーニング師になるには、各都道府県で行われるクリーニング師試験に合格後、申請して免許を取得する。クリーニング師試験は中学卒業以上の者であれば、年齢などの制限はない。 試験学科は衛生法規に関する知識、公衆衛生に関する知識、洗濯物の処理に関する知識等であり、実地試験はワイシャツのアイロン仕上げ、繊維の識別、しみの識別等である。 3年ごとに最新の知識習得、技術研鑽を目的とした資格の更新講習がある。 現場で技術や経営法を学び、免許を取り、独立開業することもできる。お客に対する奉仕の気持ちがあり、汚れの原因を究明して対処する粘り強さ、客の品物を預かって確実に返すという責任感などが求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.5 |
| わからない | 0.3 |
| 高卒未満 | 0.1 |
| 専門学校卒 | 0.1 |
| 短大卒 | 0.1 |
| 大卒 | 0.1 |
関連する資格
- クリーニング師
給料
賃金構造基本統計調査では「配管従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には5の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 362.2千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 779千円 |
| 平均年齢 | 44.2歳 |
| 平均勤続年数 | 13年 |
| 労働者数 | 7,843人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤293.4千円
- ≤311.4千円
- ≤336.8千円
- ≤388.4千円
- ≤507.4千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「サービス職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率3.1%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人249.7千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比25.8%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比25.6%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
サービス職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- サービス職業65.6%
- 販売9.6%
- 事務6.6%
- 専門的・技術的職業6.2%
- 生産工程4.2%
- 運搬・清掃・包装等2.9%
- その他4.2%
この分類に入った人のうち、34.4%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
クリーニング店やクリーニング工場で勤務する。クリーニング工場では仕事はドライ機、ランドリー機、プレス機などの機械操作が中心になる。クリーニング店では、それに加えて店舗を訪れるお客の対応を行う場合もある。 クリーニング店で勤務する人の年齢層としては、50歳代の割合が22%程度と高くなっている。また、クリーニング師として従事している人数は、32,525人となっている(2024年時点*)。 クリーニング店については、約半数が個人経営の店舗であるが、近年はチェーン店の台頭等により個人経営の店舗数は減少傾向にある。 クリーニング業には繁忙期と閑散期があり、各家庭で衣替えが行われる4~6月、10~11月は仕事量が多く労働時間が長くなるが、逆に7~8月はカジュアルな夏服が中心のため仕事量が減る。このため、年間を通じての変形労働時間制を採用している店も多い。 *厚生労働省 令和6年度衛生行政報告
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 調理補助近さ 0.873
- 水産ねり製品製造近さ 0.870
- 客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)近さ 0.869
- 製品包装作業員近さ 0.865
- こん包作業員近さ 0.864
- パン製造、パン職人近さ 0.862
- ビル清掃近さ 0.856
- ラーメン調理人近さ 0.853
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)