どんな職業か
建築用コンクリートブロックをモルタルや鉄筋を使って積み上げ、壁や塀(へい)・建物などを造る。 建築用コンクリートブロックは、空洞ブロック、型枠状ブロック、化粧ブロックなどに分けられる。 ブロック工事は、建築工事の中では大きな道具を使わない方である。作業場所の移動もあるが、取り扱う材料も比較的小型なので小回りがきく。 作業はまず、必要な量の建築用コンクリートブロック、砂、セメント、鉄筋などを所定の場所まで運ぶ。次に、ブロック積上げの所定の位置を明示する線(墨)を確認し、基礎を造り、ブロック用の遣り方を堅固に建て、水糸を張る。セメントと砂(1:2.5~3)を水で適当な硬さに練り合わせてモルタルをつくり、鏝(こて)や鏝板などを使ってコンクリートの基礎に塗り、高さの調整などを行う。鉄筋を配したコンクリート基礎の上に、順次モルタルで調整、空洞部へモルタルを充填(てん)し、計画通りの段数ごとに横鉄筋を配しながら、最下段から一段ずつ積む。積み上げにあたっては、あらかじめ決められた割付け(遣り方)に従い、糸の先に逆円錐形のおもりを垂らした水糸(下げ振り)を張り、ブロック端部(たんぶ)が垂直になるよう順次、上方に積み上げて行く。 ブロック積みが終わるとモルタルのほど良い硬化を待ち、刷毛(はけ)などを使って、ブロックを水洗いし汚れを落として、目地(めじ)部モルタルを仕上げる。仕上げには、ブロックの仕上げそのものを見せる「化粧積み」と、ブロックの上にモルタル塗りやタイル張りなどを施す「下地積み」があり、前者の場合には目地をモルタルで美しく仕上げる「目地ごしらえ」という工程が加わる。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 水糸、鏝(こて)、鏝板、刷毛(はけ)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 道具、機器、設備の選択 | 4.2 | 25 / 498 | 上位5% |
| 読解力 | 3.9 | 235 / 498 | 上位47% |
| 新しい情報の応用力 | 3.8 | 118 / 498 | 上位24% |
| 他者との調整 | 3.8 | 179 / 498 | 上位36% |
| 傾聴力 | 3.7 | 360 / 498 | 上位72% |
| 他者の反応の理解 | 3.5 | 235 / 498 | 上位47% |
| 修理 | 3.5 | 28 / 498 | 上位6% |
| 指導 | 3.4 | 279 / 498 | 上位56% |
| クオリティチェック | 3.4 | 75 / 498 | 上位15% |
| 文章力 | 3.4 | 294 / 498 | 上位59% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 建築・建設 | 2.9 | 18 / 508 | 上位4% |
| 機械 | 2.3 | 47 / 508 | 上位9% |
| 数学 | 1.7 | 98 / 508 | 上位19% |
| 顧客サービス・対人サービス | 1.7 | 306 / 508 | 上位60% |
| 公衆安全・危機管理 | 1.7 | 90 / 508 | 上位18% |
| ビジネスと経営 | 1.6 | 141 / 508 | 上位28% |
| 生産・加工 | 1.6 | 137 / 508 | 上位27% |
| 設計 | 1.6 | 92 / 508 | 上位18% |
| 事務処理 | 1.5 | 340 / 508 | 上位67% |
| 人事労務管理 | 1.5 | 113 / 508 | 上位22% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。 学校卒業後、ブロック工事会社に就職し、見習の仕事から始めて徐々に仕事を覚えていくのが一般的である。公共職業訓練校で養成訓練を受けてから入職するケースもある。 ブロック積みは技能が重視される仕事で、比較的少人数で行う工事なので、技能を身につければ早期に独立することも可能である。始めてから3年くらいで独立する人もいる。 ほとんどが手仕事で、細かく神経を配る必要があり、またある程度の重量物を連続して持ち運びできる体力も要求される。 関連する資格として、厚生労働省の技能検定「ブロック建築技能士」、関係団体の「建築コンクリートブロック工事士」がある。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.6 |
| 高卒未満 | 0.4 |
| 専門学校卒 | 0.2 |
| 大卒 | 0.2 |
| 短大卒 | 0.0 |
| わからない | 0.0 |
関連する資格
- 1級ブロック建築技能士
- 2級ブロック建築技能士
- 建築コンクリートブロック工事士
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「建設・採掘従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率4.6%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人45.2千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比1.6%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比1.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
建設・採掘従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 建設・採掘60.6%
- 専門的・技術的職業10.5%
- 生産工程7.1%
- 輸送・機械運転6.3%
- サービス職業6%
- 運搬・清掃・包装等3.7%
- その他5.1%
この分類に入った人のうち、39.4%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
ブロック工事の事業者は中小企業が多く、自営業主や家族従業員が多いのが特徴である。働く場所はビル工事を中心に、共同住宅、一戸建住宅、店舗、倉庫、工場など各種の建築工事現場である。 賃金は施工した仕事量に応じて支払われる出来高制が多く、所得は各人の技能によって大きく異なってくる。このため、能率を上げて仕事をすれば時間的なゆとりもできる。 労働時間は、午前8時始業で午後5時終業というケースが多いが、現場の立地条件や作業環境、工程、他の職種との兼ね合いなどのため、必ずしも一定しない。日曜日や祝日は原則として休日であるが、工事の都合で作業をしなければならない場合もある。 作業は屋内の場合も屋外の場合もある。共同作業が多いが、一人だけで行う小規模なブロック工事もある。 コンクリートブロックを工場であらかじめユニットに組み立て、現場ではユニットの据え付けだけを行う省力化された工法も開発されている。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 鉄骨工近さ 0.730
- 鉄道線路管理近さ 0.721
- さく井工/ボーリング工近さ 0.721
- 送電線工事近さ 0.720
- 型枠大工近さ 0.715
- 潜水士近さ 0.702
- タイル工近さ 0.699
- 左官近さ 0.698
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)