どんな職業か
建物の床・壁などにタイルを張り付け、表面仕上げを行う。 タイル張りはれんが積みから発展した技術を用いているため、両方の作業を併せて行う人も多く、兼業している場合もある。 タイル張りの作業は、まずタイルを張る床・壁などの下地を清掃し、タイル張りの位置を示す墨を出し、水糸を張って基準を決めてから割付図にしたがってタイルの割り付けを行う。 次に、セメントと砂と水を練り合わせたモルタルを下地面に規定の厚さに塗りつけて、タイルを所定の位置に目地幅通りに張り付ける。タイルの張り付けはヴィブラートという振動工具やコテの柄などでタイルをモルタルに密着させ表面を揃え、目地部の余分なモルタルをかき落とす。モルタルがある程度硬化した時期(タイル張り後1日以上経過)を見計らって目地詰めを行い、目地モルタル硬化後、表面を水洗いなどにより清掃する。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 水糸、ヴィブラート、コテ、工具(かなづち等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 指導 | 3.6 | 250 / 498 | 上位50% |
| 道具、機器、設備の選択 | 3.5 | 105 / 498 | 上位21% |
| 傾聴力 | 3.4 | 397 / 498 | 上位80% |
| 他者との調整 | 3.3 | 275 / 498 | 上位55% |
| 数学的素養 | 3.2 | 75 / 498 | 上位15% |
| 説明力 | 3.1 | 385 / 498 | 上位77% |
| 複雑な問題解決 | 3.0 | 253 / 498 | 上位51% |
| 読解力 | 3.0 | 383 / 498 | 上位77% |
| 説得 | 3.0 | 293 / 498 | 上位59% |
| 人材管理 | 3 | 102 / 498 | 上位20% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 建築・建設 | 2.7 | 22 / 508 | 上位4% |
| 数学 | 1.9 | 65 / 508 | 上位13% |
| 機械 | 1.9 | 95 / 508 | 上位19% |
| 顧客サービス・対人サービス | 1.5 | 350 / 508 | 上位69% |
| 事務処理 | 1.4 | 351 / 508 | 上位69% |
| 設計 | 1.4 | 103 / 508 | 上位20% |
| ビジネスと経営 | 1.4 | 216 / 508 | 上位43% |
| 人事労務管理 | 1.3 | 186 / 508 | 上位37% |
| 生産・加工 | 1.3 | 171 / 508 | 上位34% |
| 物理学 | 1.3 | 112 / 508 | 上位22% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後すぐにタイル工事会社へ就職し、熟練技能者のもとで見習から始めて次第に高度な仕事を覚えていくケースが多い。職業訓練校で半年~1年ぐらいタイル工としての訓練を受けてから入職する方が、入職後の技術の習得が早い。一人前のタイル工になるには、ある程度時間がかかるが、腕が上がれば独立することもできる。 空間判断力や形態知覚、それに加えて指先・手腕の器用さなどが求められる。また、建築現場での作業であり屋外での作業もある。体力があり、根気強さなども必要である。 厚生労働省の定める技能検定の「タイル張り技能士」があり、資格を取得すると技術力の証明となる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.7 |
| 高卒未満 | 0.3 |
| 専門学校卒 | 0.1 |
| わからない | 0.1 |
| 高専卒 | 0.1 |
| 大卒 | 0.1 |
関連する資格
- 1級タイル張り技能士
- 2級タイル張り技能士
給料
賃金構造基本統計調査では「土木技術者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には8の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 404千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 1,191.2千円 |
| 平均年齢 | 46.5歳 |
| 平均勤続年数 | 14年 |
| 労働者数 | 30,298人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤335.3千円
- ≤369.3千円
- ≤389.5千円
- ≤407千円
- ≤460.2千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「建設・採掘従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率4.6%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人45.2千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比1.6%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比1.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
建設・採掘従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 建設・採掘60.6%
- 専門的・技術的職業10.5%
- 生産工程7.1%
- 輸送・機械運転6.3%
- サービス職業6%
- 運搬・清掃・包装等3.7%
- その他5.1%
この分類に入った人のうち、39.4%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
タイル工事会社は、中小企業が多いが、数人の技能者を抱えて自営するケースも見られる。働く場所は、ビル、マンション、店舗、住宅などの建築現場である。 タイル工は一般的に、入職してから一人前になるまでの間は月給、技術が一定の水準に達してからは施工面積に応じたいわゆる出来高給に変わるというケースが多い。 労働時間は、基本的に勤務先の規定による。工事現場の作業環境、工期、施工時期などの関係で一定しない場合もある。工程の都合で、残業や夜間・休日の出勤などもあるが、出来高制のため、能率よく仕事をして早く仕事を切り上げることも可能である。 タイルは仕上げ材料の主力となっており、マンションの外壁など、より美しく高級感のある建築物が求められる中で需要が伸びている。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 左官近さ 0.861
- 型枠大工近さ 0.807
- サッシ取付近さ 0.798
- 建築板金近さ 0.797
- 鉄骨工近さ 0.759
- 建築塗装工近さ 0.734
- 保温工事近さ 0.731
- さく井工/ボーリング工近さ 0.717
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)