職業データベース|556の仕事を公的データで比べる
専門的・技術的職業従事者

電気技術者の仕事内容・必要なスキル・給料

電気設備や機器の技術開発や改良、安全な運転のための保守・管理、更新工事などをする。

どんな職業か

電気設備や機器の技術開発や改良、安全な運転のための保守・管理、更新工事などをする。  電気には強電と弱電がある。強電は、装置や機器を動かす動力源としての電気(電力)を対象とし、強電分野の代表的な機器・設備としては発電設備、受変電設備、電灯設備などがある。弱電は電気的な信号を伝えたり、その信号によって機器を制御するもので、弱電分野の代表的な機器は電話などの通信機器やテレビなどである。  電気技術者の代表的な職場のひとつである発電所では、発電機や発電施設などの設計、運転の管理、新しく開発された素材など発電機の材料に関する分析や試験などを行っている。工場では発電機の組み立て、発電施設の建設現場においては、工程や建設の状況などを確認し、作業員に対する技術的な指導を行い、施設を稼動させて発電を行う場合には、専門的な知識に基づき、安全かつ効率的に電気を供給できるように技術的な調整や作業員に対する指導などを行う。施設の改良に関する技術的な助言を行うこともある。  電気技術者の具体的な仕事内容を、鉄道会社を例にみると、鉄道会社では、受変電、電車線、照明などの鉄道用の各種設備の新設・改修計画や保守計画の策定、施設の補修や設備の故障への対応、老朽化した電気設備の改修などが主な仕事となる。変電区もしくは変電部門では、電力会社から受電した特別高圧電力を構内の変電所で変圧して、列車運行や駅の照明などに適した電気に変換して各駅に供給する。変電所内の電気設備すべての保守管理・修繕も仕事の一環である。  鉄道関係の電気設備を担当する電機区もしくは電力部門では、列車に電気を供給する架線をはじめ、駅の電気設備などの点検整備のほか、設置工事や更新工事も行う。検査はまず目視で異常の有無を確認するため、トンネル内の歩行や、電車の運転席に添乗し点検する。とくに架線はパンタグラフが常に接触しているため摩耗しやすいこともあり、現場で実際にはしごに乗って観察、測定器具で計測・チェックする。トロリ線は摩耗したら張り替えなければならないが、これは電車が走らない夜間の停電中に行うことになる。守備範囲が広く、幅広い知識やスキルが求められる。  信通区もしくは信通部門では、列車の進路を振り分ける転てつ機や、列車運行速度を制御するATC(Automatic Train Control)など、列車の運行に直接関わるものから、駅の案内表示板や駅係員が使用するインターホン、構内放送設備まで多彩な設備を保守管理し、設備の施工時には工事の監督もする。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  はしご、測定器具、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン

この職業に求められるもの

job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。

重要度の高いスキル

読解力傾聴力文章力指導要件分析(仕様作成)説明力
job tag のスコア。外側ほど重要度が高い。

スキル

項目スコア全職業中の順位位置
読解力4.5116 / 498
上位23%
傾聴力4.2257 / 498
上位52%
文章力4.2154 / 498
上位31%
指導4.1128 / 498
上位26%
要件分析(仕様作成)4.137 / 498
上位7%
説明力4.0218 / 498
上位44%
設置と設定414 / 498
上位3%
数学的素養3.924 / 498
上位5%
他者との調整3.9154 / 498
上位31%
故障等の原因特定3.920 / 498
上位4%

知識

項目スコア全職業中の順位位置
工学2.821 / 508
上位4%
設計2.732 / 508
上位6%
機械2.438 / 508
上位7%
コンピュータと電子工学2.336 / 508
上位7%
通信技術2.130 / 508
上位6%
事務処理2.0215 / 508
上位42%
数学2.059 / 508
上位12%
顧客サービス・対人サービス1.7289 / 508
上位57%
物理学1.755 / 508
上位11%
公衆安全・危機管理1.6101 / 508
上位20%

アビリティ

項目スコア全職業中の順位位置
トラブルの察知3.2290 / 426
上位68%
記述表現2.9219 / 426
上位51%
記述理解2.8231 / 426
上位54%
選択的注意(集中する力)2.7235 / 426
上位55%
数学的推論2.791 / 426
上位21%
演繹的推論2.7260 / 426
上位61%
発話表現2.7306 / 426
上位72%
アイデアや代案を数多く生み出す力2.7231 / 426
上位54%
帰納的推論2.7245 / 426
上位58%
発話理解2.6295 / 426
上位69%

電気技術者のスコアをすべて見る

仕事内容

なるには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、工業高校、理工系の専門学校、大学・大学院等で電気・電子工学を専攻して入職するケースが一般的である。  勤務先は、電力会社や鉄道会社、変圧器・配電盤・制御装置等の重電機器や変電設備などを製造する電気機器メーカー等が多い。入職後は、新人研修、配属先での専門研修を受けてから現場に出て、実務経験を積みながら知識やスキルを習得する。実務に就いてからも、最新の知識を身につけるとともに専門性の向上を図るために、定期的に研修等を受講する場合もある。  工事や施工に関連する資格としては「電気工事施工管理技士」がある。電気工作物の工事・維持・運用における保安・監督に関しては「電気主任技術者」があり、いずれも国家資格であり、実務経験に応じて受験資格が得られるので、必要に応じて取得していくことになる。危険物を扱う場合もあるので、仕事内容によっては、「第1種ボイラー・タービン主任技術者」、「エネルギー管理士」などの資格を取得することも必要になってくる場合がある。  電気や動力への関心と知識が必要である。小さな異変が事故につながる場合があり、事故を未然に防ぐよう細心の注意力や安全管理に関する意識が求められる。さらに環境への配慮も重要である。

就いている人の学歴

学歴割合の目安
大卒0.5
高卒0.4
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)0.2
専門学校卒0.1
高専卒0.1
わからない0.1

関連する資格

給料

賃金構造基本統計調査では「電気工事従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には3の職業がまとまっています。

きまって支給する現金給与額367.4千円
年間賞与その他特別給与額1,100.6千円
平均年齢42歳
平均勤続年数14.3年
労働者数20,065人

月額給与の推移

393.5379.3365.1351336.82020202120222023電気工事従事者千円
賃金構造基本統計調査の「電気工事従事者」(全国・男女計)。単位は千円。

都道府県別の月額給与

Japanese Prefectures Created by Geolonia (https://geolonia.com/). 沖縄 / Okinawa 鹿児島 / Kagoshima 宮崎 / Miyazaki 大分 / Oita 熊本 / kumamoto 長崎 / Nagasaki 佐賀 / Saga 福岡 / Fukuoka 高知 / Kochi 愛媛 / Ehime 香川 / Kagawa 徳島 / Tokushima 山口 / Yamaguchi 広島 / Hiroshima 岡山 / Okayama 島根 / Shimane 鳥取 / Tottori 和歌山 / Wakayama 奈良 / Nara 兵庫 / Hyogo 大阪 / Osaka 京都 / Kyoto 滋賀 / Shiga 三重 / Mie 愛知 / Aichi 静岡 / Shizuoka 岐阜 / Gifu 長野 / Nagano 山梨 / Yamanashi 福井 / Fukui 石川 / Ishikawa 富山 / Toyama 新潟 / Niigata 神奈川 / Kanagawa 東京 / Tokyo 千葉 / Chiba 埼玉 / Saitama 群馬 / Gunma 栃木 / Tochigi 茨城 / Ibaraki 福島 / Fukushima 山形 / Yamagata 秋田 / Akita 宮城 / Miyagi 岩手 / Iwate 青森 / Aomori 北海道 / Hokkaido
  • ≤306.6千円
  • ≤343.9千円
  • ≤368.4千円
  • ≤401.4千円
  • ≤473.1千円
色が濃いほど月額給与が高い。県にさわると数値が出ます。出典 賃金構造基本統計調査(2023年)。

電気工事従事者の都道府県別の給料を見る

この分類の人はどれくらい動いているか

ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。

専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか

専門的・技術的職業 80%サービス職業 6%管理的職業 3.2%事務 3.2%販売 3%生産工程 2.4%その他 2.1%
  • 専門的・技術的職業80%
  • サービス職業6%
  • 管理的職業3.2%
  • 事務3.2%
  • 販売3%
  • 生産工程2.4%
  • その他2.1%
雇用動向調査から、この分類に入職した人の前職の内訳。同じ分類からの移動が80%を占めます。

この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。

雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)

働き方の特徴

勤務先は電力会社や鉄道会社、電気機器メーカーなどであり、職場は全国に広がっている。  雇用形態は、ほとんどが正社員である。  賃金、労働時間等労働条件は職場によって異なり、勤務先の規定による。  例えば、鉄道会社の場合では、始発から終電まではもちろん、電車が走っていない時間帯でなければできない点検や修理があるため、シフト制をとっているのが一般的である。

仕事の内容が近い職業

スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。

出典
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)