どんな職業か
太陽光発電設備の定期点検や稼働状況の監視などを行う。 太陽光発電には発電した電気を自らが使用する「自家消費型」と、事業や投資などを目的に発電した電気をすべて電力会社に売る「全量売電型」に分類される。さらに「自家消費型」は発電した電気をすべて消費する「完全自家消費型」と、使用せずに余った電気は電力会社に売る「余剰売電型」に分かれる。 メンテナンスの仕事は、太陽光発電設備が稼働するのに支障が出るような不具合の発生を防止するために、実際に太陽電光パネル、架台、電気設備の設置状況や固定状況、破損箇所などを確認する。パワーコンディショナ接続箱については電圧を測定し、正常に作動しているかの確認も行う。 リアルタイムで記録される発電状況の遠隔監視も行う。パワーコンディショナの停止や自然災害によるトラブルなど、発電設備の不具合を感知した際には、現場に駆けつけて原因の調査、一次対応などを行う。 発電設備が地上に設置されているのか、屋根に設置されているのかなどの立地条件や周辺環境、気候などにより作業内容は異なる。パネルの洗浄、雑草対策、フェンスの設置・修理など発電設備周辺の管理もメンテナンスの一環である。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 パソコン
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 保守点検 | 4.1 | 4 / 498 | 上位1% |
| 他者との調整 | 3.7 | 206 / 498 | 上位41% |
| 故障等の原因特定 | 3.7 | 37 / 498 | 上位7% |
| 読解力 | 3.5 | 288 / 498 | 上位58% |
| 傾聴力 | 3.5 | 389 / 498 | 上位78% |
| 新しい情報の応用力 | 3.5 | 181 / 498 | 上位36% |
| 対人援助サービス | 3.5 | 123 / 498 | 上位25% |
| 複雑な問題解決 | 3.4 | 170 / 498 | 上位34% |
| 道具、機器、設備の選択 | 3.3 | 136 / 498 | 上位27% |
| 操作と制御 | 3.3 | 49 / 498 | 上位10% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 事務処理 | 2.1 | 187 / 508 | 上位37% |
| 機械 | 1.9 | 93 / 508 | 上位18% |
| 通信技術 | 1.8 | 54 / 508 | 上位11% |
| 顧客サービス・対人サービス | 1.7 | 291 / 508 | 上位57% |
| 工学 | 1.7 | 72 / 508 | 上位14% |
| 物理学 | 1.7 | 53 / 508 | 上位10% |
| 数学 | 1.7 | 106 / 508 | 上位21% |
| 経済学・会計学 | 1.6 | 66 / 508 | 上位13% |
| コンピュータと電子工学 | 1.6 | 78 / 508 | 上位15% |
| ビジネスと経営 | 1.6 | 145 / 508 | 上位29% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、電気工事施工管理技士、電気主任技術者、電気工事士など資格を所持していれば仕事に役立つ。 高校や大学を卒業後、太陽光発電を専門に扱う企業や、同業務を行っている会社の担当部署に配属されるのが一般的である。電気や機械、土木・建築学科などの大学卒業者や高専で機械やコンピューター技術を修得した入職者もいる。 入職後は企業内研修制度やOJTなどの実践を重ね3年前後の経験を積めば一人前として期待される。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| わからない | 0.4 |
| 大卒 | 0.3 |
| 高卒 | 0.2 |
| 高専卒 | 0.1 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.1 |
| 短大卒 | 0.0 |
関連する資格
- 第一種電気主任技術者
- 第二種電気主任技術者
- 第三種電気主任技術者
- 1級電気工事施工管理技士
- 2級電気工事施工管理技士
- 第一種電気工事士
- 第二種電気工事士
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「生産工程従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.8%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人99.9千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比8.5%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比9.5%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
生産工程従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 生産工程60.3%
- サービス職業13%
- 専門的・技術的職業6.3%
- 販売5.3%
- 運搬・清掃・包装等4%
- 事務3%
- その他6.7%
この分類に入った人のうち、39.7%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
太陽光発電事業を行う企業、また、建設、電気、機械などの会社の関連部門等で働き、職場は全国にわたる。 太陽光発電のメンテナンスの担当者として特別な給与の設定等はないが、電気工事施工管理技士、電気主任技術者、電気工事士などを取得していれば資格手当などが付加されるケースもある。 非常時や事故対応で時間外労働や休日出勤を求められることもある。 一般家庭用では屋根に太陽光パネルが設置されるが、産業用は屋根だけでなく、地上に設置されるもの(野立てタイプ)がある。産業用の方が発電量を多くするために、太陽光パネルやパワーコンディショナなど使用されている機器が多く、設置面積も広いため、メンテナンス作業の所要時間が長くなる。加えて、産業用は広い敷地を必要とすることから、山間部や郊外に設置されている場合が多いため、現場への移動時間も長くなることがある。 近年、地上に広範囲にわたって設置するメガソーラーは、適地の減少、売電価格の下落、などの理由で新設件数は減少している。一方で、自家消費型はSDGsやESG対策として環境負荷軽減に取り組むための手段として太陽光発電を設置する法人が増えていることや、電力購入単価が上昇傾向にあることなどを背景に増加している。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 太陽光発電の企画・調査近さ 0.677
- 潜水士近さ 0.638
- 林業技術者近さ 0.612
- 産業用ロボットの設置・設定近さ 0.590
- 陶磁器技術者近さ 0.588
- 電気技術者近さ 0.569
- 水産技術者近さ 0.562
- ワイン製造近さ 0.542
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)